こんなやつもいる

読めばきっと元気になる世間話。こんなんでも生きれてるから、きっと大丈夫。さみしくなったらここにおいで。

引越しがこんなに悲しいものだったとは


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8月末、前いた部屋を退去しました。

7月中に新居に荷物を全て移し、生活の拠点もそちらになっていたので、一ヶ月以上この部屋はもぬけの殻になっていたわけだ。

本来なら7月末を退去日にしようと思っていたが、解約は2ヶ月前までに申告が必要、という契約だったようで、1か月前までに言えばいいと思っていた私。

もちろん、2ヶ月分の家賃を払えば即時退去可能なのだが、せっかく家賃払うならそれももったいないと思い、ギリギリまで借りていたのだ。

そのほうがゆっくり掃除もできるしで。

 

なんせ新居はこの部屋から徒歩5分。目と鼻の先。

いつでも行き来できるのだ。

それに懸賞マニアなので、当選品を確実に受け取りたいという思惑もあったので、ひと月重複してもそのほうが好都合だった。

 

7月はまだまだ新居の片付けとか、役所に行っての手続きとかでバタバタしていたので、旧居はたまに郵便受けをのぞきに行くくらいで、部屋はそのままだった。

今年は猛暑ということもあり、8月もなかなか掃除に行かずズルズル時が過ぎ、

お盆明けてから本腰を入れて掃除することにした。

そう、私は超追い込み型。

夏休みの宿題も、前日に大慌てするタイプだった。

 

さすがに8月最終週になって、さすがにやばいと連日通い始めた。

そして家具もなくがらんとした室内をみて、急に寂しさに襲われた。

今まではまだ日にちがある、いつでも行ける、と

どこかたかをくくっていた。

それが隅々まで拭き掃除をしながら、10年という長い年月を過ごした部屋なので、徐々に様々な思い出画よぎり、涙が浮かんできた。

 

その間いいこともあれば悲しいこともあり、仕事も何回か変わり、いろんな人が訪れた部屋。

走馬灯のようにその時々がフラッシュバックして、記憶が蘇る。

翌日には引き渡しという30日、これで文句言われたら仕方ないというくらい納得いくほど掃除をし、部屋の隅に座り、10年間を振り返った。

これはおそらく、あえて苦楽を思い出すことで気持ちを整理しようという心の防衛本能かもしれない。

 

紆余曲折がありながらも、この部屋に守られ、私は幸せな時を過ごしてきた。

そんな気持ちがあふれ、感謝の気持ち画こみ上げ号泣した。

 

ありがとうありがとう

 

絢香の歌が頭に浮かぶ。

そして渡辺美里の10years。

 

1Kで狭いけど、思い出がいっぱい詰まった部屋。

この部屋から見る空が好きだった。

でももう見ることはできない。

そう思いまた悲しくなる。

 

すごいセンチメンタルになってるのがわかるけど、

いいんです。

無理に寂しさに蓋をして前向きになるより、今までの経験上とことん悲しみの沼に沈んだほうが浮上するのが早いのです。

 

前述の通り、近くのスーパー玉出も閉店し、駅前の本屋さんも閉店し、自分も引越しとなんだか環境の変化が多い2023年。

来年はどんなことをブログに書いているのでしょうか。

 

大きな節目となりましたが、何より大切なのは、

今の自分と明日からの自分が、健康で笑っていられることだと思うのです。

 

引越しでこんなにさみしがるのは自分だけかと思い検索すると、意外と出てきました引越しロス。

 

そうだよね、そこが大好きだったからこそ、離れるのはやっぱり悲しくてさみしいんです。

だからそこは無理して明るく元気に何もないように振る舞わなくても、

数日は過去を振り返って涙してもいいんだよ、きっと。

 

翌日、無事引き渡しも終わり鍵を返すと、

それもまたせつなさに襲われました。

これはあれですね、恋が終わり合鍵を返された日のことを思い出しました。

見た目以上に、重みがありますよね、鍵。

 

その後も事あるごとに、前のマンションの前を通り、懐かしさに浸っています。

ある意味お部屋のストーカーです。笑

 

ポストにはガムテープが貼られ、オートロックなので上までは行けないし、なんだか御札を貼られ中に入れない魔物の気分ですw

 

引っ越し先が近いっていうのは、気持ちの切り替えがすぐにはできないのが難点ですね。

けれど私がそうであったように、次にあのお部屋に入居される方が

幸せな生活を送れるようにと願っています。

 

4階まで階段なのはしんどいけど^^;

東向きのは窓で、朝日がたっぷり入る、日当たりの良い気持ちいい、明るいお部屋でした。

 

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