数日前のこと。
自室の蛍光灯、横に三本ついているタイプだが
接触が悪いのか、電球やグロー球を変えても真ん中の一本しか点灯しなくなっていた。
そんなに暗くもなく、不便もないからそのまま何年も放ったらかしにしていたのだが、
突然三本全部が光った。
なんこれ!?
めっちゃ明るいやん!!
もしかして最近地震もあったし、振動で何かがずれたはずみで直ったのかな?
そんなふうに思っていた。
しかし夜再び電気のスイッチを消すと…
翌朝はまた元に戻っていた。
あらザンネン、直ってなかったのね。
いつも通り朝食の準備をしているとLINEがピローン。
開いて確認すると、そこには驚きの内容が。
親戚が亡くなったという…。
直接血縁関係があるわけではないけど、
とても良くしてもらって、かわいがってもらった。
徳島出身で、お正月のお雑煮にはあんこの入ったお餅が白味噌仕立てで出てきた(あれは最初衝撃的なメニューだった)
香川あたりからそういう文化があるらしいですね。
自分でも顔が怖いと言っていたが、面倒見が良くて愛情深くて、冬休みおとずれるたびに歓迎してくれ、おいしい食事をお腹いっぱい食べさせてくれた(毎回胃薬必須でした)←食べる前に飲む漢方胃腸薬。
もう10年くらい会っていなかったが、思い出すと涙が出る。
今にしてる思えば、あの突然ついた電気は虫の知らせで、最後に挨拶に来てくれた様に思う。
訃報を聞いた翌日、電気はもう一度つくことがあったが、それは荼毘にふされる前の最後のお別れだったかもしれない。
その後、もう蛍光灯が3つ点灯することはなかった。
不思議なことってあるものですね。
ちょうど春のお彼岸の頃の出来事です。
#虫の知らせ
#不思議な話
#お彼岸